はじめに:そのスマホ時間、本当に必要?
昼休み。気づけばスマホをスクロールして、何も生み出さないまま終わる時間。
SNSのフィードを見て、ニュースを漁り、YouTubeのショート動画を眺め……
「休憩してるはずなのに、なんだか疲れる」そんなことを感じたことはないだろうか?
実は、それ 創作のチャンスを見逃している のかもしれない。
「創作が好きなのに時間が取れない」と嘆く人ほど、意識せずにこうした隙間時間を消費していることが多い。
でも、安心してほしい。創作は、大きな時間を確保しなくてもできるもの。
むしろ、スマホをダラダラ見るより、ちょっとした創作時間のほうが精神的にも豊かになれるのだ。
創作は小さな一歩から始まる
「創作」と聞くと、大作を書いたり、絵を仕上げたり、大掛かりなことをしなきゃいけないと思いがち。
でも実際は、たった 一行の日記 や 妄想メモ でも、それは立派な創作活動だ。
たとえば、こんなことをやってみる。
- ランチの感想を1行で書く:「今日のカレー、スパイス強めで最高」
- 周囲の会話から短編のアイデアを膨らませる:「隣の席のOL、なぜか猫語で電話してる…」
- 何か一つ、物語の種を見つける:「この席に座った人の過去を想像すると…」
これだけでも、頭は創作モードに切り替わる。
重要なのは、「何か書く」という行為そのもの。
アウトプットすることで、思考が整理され、アイデアが磨かれていくのだ。
日常の瞬間を切り取ることで、世界が違って見える
普段は何気なく通り過ぎる風景も、意識して見ると面白い発見がある。
「この道を歩くのは何度目だろう?」と考えただけで、背景に物語が生まれる。
- 電車の向かいの人はどこへ向かうのか?
- 今日の天気を詩的に表現すると?
- 飲んでるコーヒーが異世界の魔法薬だったら?
ちょっとした想像力の遊びが、創作のタネになる。
物語やイラストが完成しなくてもいい。ただ、「言葉にすること」が大事なのだ。
積み重ねが創造力を育てる
「1日5分の創作なんて意味あるの?」と思うかもしれないが、続けることにこそ意味がある。
少しずつでもアウトプットを続けると、意外なところで発想が広がる。
- 1行日記が、短編小説のアイデアに育つ。
- スマホのメモに書いたフレーズが、詩や歌詞になる。
- 何気ないスケッチが、後に作品のコンセプトを生む。
創作の面白さは、「どんな形でも、あとからつながる」ことにある。
書き散らしたメモが、1年後に大きな作品のヒントになることもあるのだ。
表現は心を軽くする
ストレスが溜まっているとき、なんとなくスマホを見て気を紛らわせようとしがち。
でも実は、ほんの少しでも 自分の気持ちを表現するほうが、よほど心に良い。
- 今日の気持ちを色で表すとしたら?
- 今、頭に浮かんだ単語を5つ書き出してみる
- 気分を擬音にしてみる:「ドヨーン」「ふわふわ」「バチバチ」
文字にすることで、漠然とした感情が整理され、すっきりすることが多い。
「気づいたら悩みが消えてた!」ということもよくあるのだ。
創作はいつでもどこでもできる
「時間がない」と思うかもしれないが、実は創作は隙間時間で十分できる。
スマホを開いてSNSを見てしまう前に、メモアプリを開いて1行だけ書く。
これを習慣にすると、意外と「創作できる時間」はあると気づくはずだ。
- 昼休みに5分だけ、書くor描く
- 移動中にアイデアをメモる
- 夜、寝る前に1行日記を書く
これだけで、「創作したいのにできない」という気持ちはぐっと軽くなる。
まとめ:創作のスイッチを入れよう
創作は、時間がなくても、気合を入れなくてもできる。
スマホをぼんやり眺める時間を、ほんの少しだけ 「何かを生み出す時間」に変えてみる だけでいい。
- 1行でもいいから何か書く
- 日常の中でアイデアを探す
- 積み重ねることで創造力が育つ
- 表現することで心が軽くなる
昼休み、スマホをスクロールする手を止めて、1行書いてみよう。
それが、あなたの新しい創作習慣の始まりになるかもしれない。
あとがき
ちなみにこの文章も、ちょっとした合間に書き溜めて仕上げたものだ。
「まとまった時間がないから創作できない」は 幻想 だと、改めて実感した。
さて、あなたのスマホに、今日の「1行目」はもう書いただろうか?